デジタルリマスター版全編ノーカットで三部作一挙放送という
嬉しい企画をやってくれたので、久々に全部見ました。
Wikipedia によると始めから三部作だった訳じゃないそうです。

主演はマイケル・J・フォックス。
’85 年に公開され大ヒットしたアメリカ映画です。
ラストの TO BE CONTINUED... は、ロゴのデザインも含めて
JOJO の作者 (荒木飛呂彦先生) も間違いなく影響を受けています。
やっぱり、スピルバーグが手掛けた '80 年代の作品は面白い!

高校生のマーティー・マクフライは近所に住む科学者のドクこと
エメット・ブラウンが発明したタイムマシンで 30 年前に
タイムスリップしました。しかし未来に戻るための燃料が無い。
マーティーは 30 年前のドクに会い、協力を仰ぎます。

タイムマシンを動かす莫大なエネルギーを得られるのは、
未来から来たマーティーだからこそ知っている、街のシンボルの
時計塔にその日その時間に落ちたと判っている、雷だけ。
ドクはその日に向けて準備を進めます。

一方、マーティが将来自分のママになるロレーンに出会うと、
ロレーンはマーティを好きになってしまいます。将来パパとなる
ジョージと結ばれてくれないと自分が生まれない!
ロレーンとジョージをくっつけるマーティの作戦が始まりました。

やはりこの PART I のストーリーが一番有名で、印象が強いです。
ピタゴラスイッチでできる朝食、デロリアン、時計台に落ちる雷。
皆懐かしい。中年のビフが父ジョージをおちょくる台詞も、
過去に戻った時にも出る伏線になるやつだと判りました。

しかし、マーティが一人で過去に行く破目になった理由は
覚えていませんでした。ドクってよく殺されるなと思いました。
運命?

マーティは現代で両親の馴れ初めを聞いていました。
だから、ジョージが撥ねられる筈だった車にマーティが
跳ねらた事で、歴史が変わってしまったと気付きました。

初キスはパーティーだったことも聞いていました。
そこでマーティは、何としてでもジョージにロレーンを
パーティーに誘わせようと働きかけます。
両親が結婚するきっかけって聞いとくもんだね。

ロレーンが露骨にマーティに惹かれてて、それが判るマーティが
困ってるラブコメパートはやはり PART I で一番面白いところ。
マーティの叔父は刑務所にいるんだけど、まだ赤ん坊の叔父が
過去でベビーサークルに入っているのを見て、マーティが
「やっぱり檻の中にいるんだ」と呟いたのが細かくて上手い。

ジョージは大人しくて気が弱く、高校生の時から
ジャイアンみたいな同級生のビフに苛められていました。
その関係が現代の大人になってからも続いていた状態です。
でも、ジョージは勇気を出して立ち向かっていきました。
マーティのベタな作戦からは、ちょっと外れたけどね。

終盤、もうすぐ運命の時という時に暴風雨になり、
デロリアンの到着にドクの準備が間に合うかどうか、
結末は判っているのに固唾を呑んで見守りました。

若いドクが、結局マーティが遺したメッセージを読んでいたのは、
好奇心にあらがえなかったのかな?マーティ帰還を見届けた
現代のドクは、デロリアンで未来に向かいました。
そして、PART II に続きます。